種の代わりにナッツを詰めたナツメヤシ。
断食をナツメヤシで破ることが推奨されています
ラマダーンはイスラーム暦の9月にあたり、断食がおこなわれる月です。日本語では「断食月」とも言われます。
イスラームの断食は、ラマダーンのものであれ、それ以外であれ、一つのルールが決まっています。それは、黎明(日の出の1時間半くらい前。暁の礼拝を始める刻限)から日が沈むまで、一切の飲食と性行為を断つことです。
厳しいようですが、病気の人や妊娠中の女性、旅人などは別の日に振り返ることができます。無理をしてすることはないのです。授乳中のお母さんも、たいへんであれば、別な時にすることができます。。
イスラーム世界では、実はみな、毎年のラマダーンを楽しみにしています。それは、修行であると共に、夜になると家族や友人と飲食をともにして、同胞愛を満喫して過ごす月だからです。