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イード礼拝で額ずく人々。
ガンビア(西アフリカ)


 イスラーム暦には、2つの大きな祭があります。アラビア語では、祭を「イード」と言います。それは、「断食明けの祭」と「犠牲祭」です。

 前者はその名の通り、断食の月(ラマダーン月)が明けたことを祝う祭です。ふつう3日間続きます。

 後者は、名前のように「犠牲を捧げる祭」です。巡礼月の10日から4日間で、預言者イブラーヒーム(アブラハム)の故事にならって、ヒツジやヤギ、牛などを犠牲としてほふり、肉を自分の家族や近隣の人々、貧しい人々に分け与えます。

 大小で言うと、犠牲祭が「大祭」、断食明けの祭が「小祭」とされています。どちらのイードでも、最初の日に「イード礼拝」がおこなわれます。

関連項目

断食明けの祭り
犠牲祭
巡礼

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