オールド・カイロの
コプト・キリスト教会
キリスト教とイスラームは、姉妹宗教です。
「セム的一神教」という言葉もありますが、これはオリエントで発展した一神教を指します。古代のイスラエルの民の宗教であったユダヤ教は民族的な性格を持っていましたが、その後に、キリスト教が世界宗教となり、さらに、イスラームが最後の世界宗教として生まれた、というのが基本的な考え方です。
そのため、イスラームでも、イエスはキリスト(救世主)であると認めています。また、イエス・キリストに先行する諸預言者たちも、イスラームでは非常に尊ばれています。
イスラーム教徒の名前には、それらの預言者にちなむ名前も多く見られます。たとえば、イスハーク(イサク)、ヤアクーブ(ヤコブ)、ユースフ(ヨセフ)、ムーサー(モーセ)、ダーウード(ダビデ)、スライマーン(ソロモン)、イーサー(イエス)などです。
関連項目