光塔のトップには三日月のシルシ
モスクに附属するミナレットは、語源が「マナール」、つまり「光の塔」なので、日本語では「光塔」と訳されることもあります。
と言っても、ミナレットから光を投射することはありません。礼拝の呼びかけであるアザーンを、この塔の上から係が呼ばわるのが、その機能です。現代では、塔にスピーカをつけて、係は室内からマイクを通じてアザーンを、いわば放送します。
「光塔」と呼ぶのは、形がもともと「灯台」に由来するからという説もあります。モスクの塔ですから「導きの光」を発する場所という意味で使われているのかもしれません。
関連項目
ドーム
マスジド
モスク