ザカートを支払う義務

ザカートは「定められた喜捨」「義務の喜捨」と言われます。一定以上の財産を保有している成人ムスリムが、孤児や困窮している同胞などを助けるために、支払います。

アラビア語では「ザカート・アル=マール(財産のザカート)」と言って、ラマダーン月の最後に払う「ザカート・アル=フィトルLinkIcon」とは区別しています。


「財産の保有」とは、1年間持っていることです。1年をどこから数えるかは人によって違いますが、ふつうはラマダーン月からラマダーン月までを用います。

1年の長さは、イスラーム暦ですので、354日間です。

昨年のラマダーンは2015年6月20日から始まりました。今年は、2016年6月6日に始まりました。その1年間に持っていた貯金などがあれば、その40分の1(2.5%)を支払います。

たとえば、1年前に100万円の貯金があり、今の貯金が150万円だとすると、100万円を1年間保有していたとみなされます。増えた分は、途中で増えたので数えません。つまり、ザカートは2万5千円です。

また逆に、150万円あった貯金が100万円に減ったとすれば、1年間保有していた分は100万円です。減った50万円は1年たたずになくなったので、保有には数えません。

家や車など、生活に用いているものは、対象になりません。また、ザカートは所得にかかるのではありませんので、どれほど収入があっても、生活に使えば、それは関係ありません。それ以外に、貯めておける財産があれば、その中から困っている人のために喜捨するのです。

ザカートの支払い先:

「日本ザカート基金」:

三菱東京UFJ銀行 出町支店(店番506)普通口座 0837686

「KMAザカート基金」:

三菱東京UFJ銀行 出町支店(店番506)普通口座 0818429

どちらの基金も、イスラーム法の規定にしたがって責任をもって運営されています。